「駅馬車」(1939) 🐎

映画レビュー

🎞️映画情報

監督:ジョン・フォード
脚本:ダドリー・ニコルズ
原作:アーネスト・ヘイコックス(英語版)
製作:ジョン・フォード
製作総指揮:ウォルター・ウェンジャー
出演者
ジョン・ウェイン(リンゴ・キッド)
トーマス・ミッチェル(ブーン)
クレア・トレヴァー(ダラス)
ジョージ・バンクロフト(カーリー)


1907年5月26日はアメリカ合衆国の俳優
ジョン・ウェインの誕生日です

出世作「駅馬車」を鑑賞しました

監督は映画の神と言われている
ジョン・フォード監督

映画史を語る上でも欠かせない最高傑作で
主演のジョン・ウェインを一躍有名にした
西部劇と言われています

ストーリーは…
1885年、アリゾナからニューメキシコの
ローズバーグへ向かう駅馬車に9人の乗客が
乗り合わせます



大きな体で臆病な馭者のバック
(アンディ・ディバイン)
軍隊にいる夫のもとへ行こうとする身重の若妻ルーシー・マロニー(ルィーズ・プラット)
ルーシーに惹かれる大賭博師の
ハットフィールド(ジョン・キャラダイン)
ウィスキー行商のピーコック
(ドナルド・ミーク)
酒酔い医者のブーン(トーマス・ミッチェル)
酒場女のダラス(クレア・トレヴァー)
黒鞄を抱えた銀行家のゲートウッド
(バートン・チャーチル)
この一行を護衛する警察部長カーリー
(ジョージ・バンクロフト)です

そして、途中馬が動かなくなり乗り込んできた
リンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)は、
自分を落とし入れたプラマー(トム・タイラー)
とその兄弟に復讐するため脱獄してきた
男でした…



感想
モノクロではありますが、広大な大地と
褐色の馬、駆けぬけるたびにまきあがる砂埃
などモノクロだからこそ画角に重みを
もたせ荘厳な雰囲気を感じさせます
滑走する馬車のポスターも最高です


物語はニューメキシコのローズバーグへ向かう駅馬車を舞台に、そこへ乗り合わせた9人の人々の人生模様と駅馬車を襲うアパッチ、
ジョン演じるリンゴ・キッドの決闘など
ロマンスをまじえながらすすみます



特にアパッチの襲撃シーンは馬の激しい滑走
落馬、銃撃戦など走り続ける馬車を追いかけて
撮影する様子がパワフルで勢いと凄さを感じずにはいられませんでした



今でも、多くの映画に大きな影響を
与え続けている作品です


実在の人物であるジョニー・リンゴをモデルに
映画前半で登場するジョン・ウェインの
片手で操るガンさばき
超カッコよかったです

✨️ジョン・ウェイン(John Wayne)

ジョン・ウェイン(John Wayne, 1907年5月26日 – 1979年6月11日)は、アメリカの俳優、映画プロデューサー、映画監督です

本名はマリオン・ロバート・モリソン(Marion Robert Morrison)

「デューク」(Duke、公爵)の愛称で呼ばれました

生年月日:1907年5月26日
出生地:アメリカ合衆国・アイオワ州ウィンターセット

主演 ジョン・ウェインについて

1907年、アイオワ州に生まれたジョン・ウェインは、映画史に燦然と輝く“西部劇の英雄”です。本名はマリオン・ロバート・モリソン。若い頃はアメフト選手としても活躍しましたが、怪我をきっかけに映画界に進み、1939年の『駅馬車』で一躍スターダムにのし上がりました。

『駅馬車』で演じたリンゴ・キッドは、正義感と孤独を抱えたガンマンという後の彼のキャラクターの原型とも言える存在。言葉少なで堂々とした佇まい、そして逆境にあっても揺るがぬ信念を持つその姿は、アメリカの理想像とも重なり、多くの観客の心をつかみました。

以降、『赤い河』『リオ・ブラボー』『真昼の決闘』など数々の西部劇や戦争映画で主役を務め、重厚な存在感を放ち続けました。1970年の『勇気ある追跡』では、アカデミー主演男優賞も受賞しています。

ジョン・ウェインは単なる俳優ではなく、アメリカ人にとって一つの「象徴」でした。広大な荒野に立つその姿は、自由と誇りを体現していたのかもしれません。今なお多くの人に愛される理由は、その不変の魅力にあるように思います。

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